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フィガロの結婚ドン・ジョヴァンニ魔笛初心者のためのオペラ講座
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ドン・ジョヴァンニ Don Giovanniドン・ジョヴァンニ Don Giovanni
ドン・ジョヴァンニ Don Giovanniドン・ジョヴァンニ Don Giovanni

「ドン・ジョヴァンニ」は、女たらしの代名詞ドン・フアンあるいはドン・ジュアンのイタリア語読み。次々に女性を口説いていく無類の女たらしが、最後には地獄に落ちるわけだから、いちおうは勧善懲悪劇なんだが、そこに付けられた音楽は、そんな生ぬるい笑いでは済まされぬ、凄まじいデモーニッシュな力を内包している。モーツァルトが書きたかったのは、地獄に向かって突き進む滅びの美学か、亡き父をしのぶレクイエムか、はたまた悪魔の嘲笑か、宇宙の音楽か?

原 作 ティルソ・デ・モリナ
『セビリャの色事師、または石の客』(1630)ほか
台 本 ロレンツォ・ダ・ポンテ(イタリア語)
設 定 17世紀のスペインのある町
主要登場人物 ドン・ジョヴァンニ:スペインの好色な若い貴族。伝説にもなっている神をも恐れぬ稀代の放蕩者で、劇中でも歴史上でもとにかく物議をかもしつづけた男。

レポレッロ:ジョヴァンニのお人好しでおしゃべりな従者。

ドンナ・エルヴィーラ:ブルゴスの貴婦人。ジョヴァンニの過去の女。

ドンナ・アンナ:騎士長の娘で、少々ヒステリー気味のお嬢様。

ドン・オッターヴィオ:ドンナ・アンナの婚約者。ちょっと頼りないところがある。

ツェルリーナ:おてんばの村娘。

マゼット:ツェルリーナの結婚相手の農夫。

騎士長:ジョヴァンニに殺害されるが、最後〈石の客〉として登場。


ストーリー
■第1幕
夜明け前、騎士長邸の前で従者レポレッロが、主人ドン・ジョヴァンニの夜這いの見張りをしていると、当家の娘アンナとジョヴァンニがもつれ合って出てくる。騒ぎを聞いて駆けつけた騎士長を殺してしまい、主従二人は急いで立ち去る。その場に茫然自失のアンナは、婚約者オッターヴィオに復讐を誓わせる。一方ジョヴァンニは、昔3日間だけ妻だったエルヴィーラとばったり。まずい女に会ってしまったと、この色男は従者に後を任せて消える。さて漁色家ジョヴァンニは、今度はこともあろうに、農夫マゼットと婚礼を挙げたばかりの村娘ツェルリーナを誘惑する。だがこれも、エルヴィーラの邪魔が入って失敗。悪行が露見しないようエルヴィーラを連れ去るジョヴァンニの声に、アンナは彼こそ父親殺害の犯人であると気づく。上機嫌で自邸に戻ったジョヴァンニは、大宴会を催す。彼の目的は、先刻ものにし損ねたツェルリーナだ。しかしアンナたちが仮面を付けて邸に潜入、彼らに追い詰められたジョヴァンニは、逃げ出す。

■第2幕
懲りないジョヴァンニは、お次はエルヴィーラの女中に目をつける。服を交換して主人になりすましたレポレッロにエルヴィーラを連れ去らせると、ジョヴァンニは女中誘惑にかかる。そこへマゼットと村人一団が、新妻に言い寄った憎き色事師を殺そうとやって来るが、レポレッロになりすましたジョヴァンニは村人たちを撒き、ひとり残ったマゼットは逆に叩きのめされてしまう。レポレッロの方はと言うと、皆に見つかり主人と間違われて殺されそうになる。慌てて真相を明かし、命からがら逃げるレポレッロ。月夜の墓地で落ち合った主従二人が話していると、突然厳粛な声が響く。声の主は死んだはずの騎士長の石の像。――驚き怖がるレポレッロ、しかしジョヴァンニは不適にもこの石像を晩餐に招待する。夕食の席に約束どおり石像が現れ、ジョヴァンニに改悛を迫るが、彼はあくまで拒否しつづける。すると床が割れ、ジョヴァンニは石像もろとも地獄の業火に呑まれる。最後には残った被害者(?)6人が「悪人の末路はこのとおり」と和して終わる。

ドン・ジョヴァンニ Don Giovanni

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